ネタ蒔き時の枕草子 第四話「Delve to beat Miracle(前半)」
あーあっついあっつい!こんな日にマジックなんてやってられんわい!!
おーいビールビール!!
やきうさんまた昼間からビールですか?
BMOも終わった事ですしレガシーやりましょうよ・・・
そんな事言うても右も左もミラクルばっかやんけ!
こんな環境で遊んでもしゃーないやろ
(やきうさん2-5ドロップだったからなぁ・・・)
そうは言っても実際にはミラクル以外のデッキも勝ってるわけですし、対策すれば大丈夫ですよ
ほんまか?対策してもなかなか勝てんと思うで?
ワイなんて紅蓮破と赤霊破4枚ずつ入れたけど駄目やったからなぁ
それは対策の仕方が悪かったんですね。
キチンと対策できれば楽勝とは言いませんけど勝負にはなりますよ
じゃあまず今のミラクルのデッキリストを確認してみましょう
BIG MAGIC Open Vol.7 四位 Kobayashi Tatsuumi
これは先日のBMOで四位入賞した方のデッキリストです。
いかにもベーシックな形のミラクルやな。安定感バッチシに見えるわ
そうですね。実際事故率が低い事がミラクルの大きな利点の一つですからね。
ドロー
カウンター
除去
ユーティリティ
勝利手段
こんな感じですね。要するにあの手この手で相手を妨害し、相殺・ジェイス・天使への願いのいずれかを解決させる事がミラクル側の目的です。
せやな。ほんま防御が硬くてなかなか攻撃が通らんのが困りものやで
やきうさんはこれに対して紅蓮破や赤霊破を投入したわけですが、それだけだと不十分なんです。
なんでや?ヤバい相殺もジェイスも打ち消せてそれ以外にも青いカード盛りだくさんやんけ
勿論それらを対処する事は大切ですし、紅蓮破の有用性に疑問の余地はないです
じゃあなんで不十分なのかと言うと・・・
1.裏目がある
例えば相殺独楽が揃ってしまえば相殺を割る事はほぼ不可能ですし、天使への願いも触れません。
またサイドボード後に投入してくるカードも青くないカードが多く、僧院の導師や灰からの再興等は対処不能です。
所々対処不能なケースがある上、それらが総じて危険牌である事が1つ目の理由ですね。
2.勝つために他のカードが必要になる
紅蓮破は相手を妨害するための受動的カードなので、それだけでは勝てません。
なので入れすぎてしまうと攻め手が足りずゲームが長引いてしまいます。
そうなるとロングゲームに強いミラクル側が有利になってしまうため、かえって逆効果になってしまうんです。
ミラクル側の除去が白に集中している事もこれに拍車をかけます。
互いに攻め手を失いあえば必然的にトップ勝負になり、そうなれば独楽がある分ミラクル側が有利ですよね。
3.リソース差が覆らない
ミラクル側はあらゆる手段でこちらとのリソース差を広げようとします。
瞬唱、終末、相殺、ジェイス、天使への願い、僧院の導師はどれも1枚で複数のカードを要求してきます。
一旦リソース差がついてしまうと1対1交換で盤面を取り返す事は困難です。
ほーん、こうして見るとたしかに紅蓮破沢山入れればええちゅう事やなさそうやなぁ
でしょ?ボクもやきうさんと同じことして何度も痛い目みてるんですよ
紅蓮破と他のカードを併用すればいいんです。
つまり
1.安定して効果的なカード
2.能動的に動くカード
3.逆転が出来るカード
これらで構成すればいいわけです。
ファッ!?そんなん出来れば苦労せんわ!都合よすぎやんけ!!
まぁ実際にはそうですよね。なので可能な限りその理想に近いカードを探すのがコツです。
例えばミラクルはあらゆる行動が豊富なマナを前提としているため、冬の宝珠のようなカードは安定して刺さりそうです。
考えれば色々あるもんなんやな!他にはどんなのがあるんや?
そうですねえ、例えばミラクル側は相殺にせよ終末にせよ独楽がある事が前提となっていますので、独楽を妨害する真髄の針や無のロッドはよく使われてますね。
あとは継続的なクロックの生産が可能で
プレインズウォーカーや硫黄の渦のようなカードも有効です。
そんなこんなで
完成したやぞおおおおおおおおお!!これでミラクルはボッコやで!!
後半へつづく